こんにちは!
今回紹介したいのはタンバさんの小説「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~」です。
王位争いというか帝位争いがこの小説のテーマです。
結構家族内の争いは複雑でごたごたになるかと思いますが、主人公は表舞台に出ずに裏方で活躍(暗躍)するお話なので表と裏で話がつながるのが面白いです。
では、見ていきましょう。
どんな人向けの作品か
わりとコミカルに描けていますが中身は身内の争いです。
帝国の頂点を争う政治ゲームが好きな方にオススメです。
またここではまだ紹介してないですが、僕の大好きな小説で「人狼への転生、魔王の副官」というのがありまして、
そちらが好きな方にもおすすめです。
☟こんなのもオススメです。


あらすじ
フォーゲル大陸にあるアードラシア帝国。
強大な軍事力と広大な領土を保有するこの帝国では、帝位を巡って争いが起きていた。皇太子が決まらず、皇帝の子供たちがあの手この手で勢力拡大を狙っている中にあって、絶対に皇帝にはならないだろうと評される皇子がいた。
第七皇子、アルノルト・レークス・アードラー。双子の弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と揶揄される少年だ。無能で無気力。毎日遊び惚ける放蕩皇子であるアルノルトだが、裏では大陸に五人しかいないSS級冒険者・シルバーという顔を持っていた。
そんなアルノルトだが、激しさを増す帝位争いを見てある決意をする。
「死ぬのは嫌だし、弟を皇帝にするかぁ……」と。これは皇帝の地位なんてさらさら興味のない皇子のハチャメチャな暗躍話である。
メインの登場人物
アルノルト・レークス・アードラー
肩書『出涸らし皇子』
俺。親しいものはアルと呼ぶ
アードラシア帝国の第七皇子。
黒髪黒目の十八歳。皇帝家の中で唯一の双子。その兄。容姿はレオナルト同様に整っているが、締まりがない、精悍さに欠ける。優美でないと散々な評価をされている。
良いところは弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と呼ばれており、無能無気力でサボり魔。向上心に欠けており、皇帝争いに関しては最下位といってもいい。
無気力であることは真実だが無能ではなく、強力な古代魔法を扱うことができる。ただし、古代魔法は帝国および皇族の中ではあまり良い感情(かつて曽祖父が古代魔法に傾倒したあげくに狂って帝都を混乱に陥れた)を持たれていないため、そのことは隠している。
ほかの有力候補者が皇帝になった場合、間違いなく自分や母も殺されるため、レオナルトを皇帝にするために暗躍することを決意する。
シルバー
肩書『帝国最強の冒険者』
大陸に五人しかいないSS級冒険者の一人で、過去に古竜を討伐したこともある。銀仮面をつけた黒いローブの男。
帝都から動かない冒険者であり、帝都支部に所属して冒険者ギルドから要請でもないかぎりは基本的に帝都周辺の依頼しか受けない。
正体はアルノルトであり、古代魔法を使って影ながら帝国を守っている。
その師は狂帝とまで言われた曽祖父の精神体で、古代魔法や謀略など幅広く教わっている。
レオナルト・レークス・アードラー
肩書『旗印』
僕。親しいものはレオと呼ぶ。
アードラシア帝国の第八皇子。
黒髪黒目の十八歳。兄と同じ容姿ながら精悍でありながら優美さもあると評価されており、求婚者があとをたたない。
剣術、魔法、政治、あらゆる面で優れており、次期皇帝の有力候補者の一人。
優しく、人を思いやれる性格で血のつながった家族で争うことに疑問を抱いている。
帝位争いを勝ち抜くには優しすぎ、甘いとアルノルトは思っており、人の負の面よりも正の面に期待して目を向ける傾向にある。得難き長所であるが、同時に短所ともなっている。
兄であるアルノルトを誰よりも信頼している。
セバスチャン
肩書『万能執事』
セバスと呼ばれるアルの執事。
かつて死神と恐れられた暗殺者だが、いろいろあって執事になった。
常にアルに従うアルの理解者。
その実力はいまだ健在で、情報収集能力はずば抜けている。そのため弱小のレオナルト勢力の貴重なアドバンテージである。
フィーネ・フォン・クライネルト
16歳。
肩書『蒼鴎姫・秘密の共有者』
蒼鴎姫とも評される絶世の美女。
ウェーブのかかった綺麗な金髪に海のように深い青色の瞳を持つ小柄な少女。
小柄な体に似合わずグラマー。
二年前、皇帝ヨハネスは国の細工師たちに鳥を象った髪飾りを作れと命じた。そしてその中で見事な蒼色の鴎を象った髪飾りが皇帝の目に留まった。いたくそれを気に入った皇帝は国一番の美女にそれを捧ぐといって美女コンクールを開催した。そのときフィーネはまだ十四歳でありながらそのコンクールで優勝したため、国中に絶世の美女として知られている。
セバス以外にシルバーの正体を知る唯一の人間。
エルナ・フォン・アムスベルグ
17歳。
肩書『勇爵家の神童・最強幼馴染』
アルとレオの幼馴染。
桜色の髪に翡翠の瞳を持つ美少女。胸は控え目。
完璧超人と評され、子供の頃から何をしても優秀だった
最高クラスの実力を誇り、とりわけ、勇爵家に伝わる聖剣を使えばほぼ無敵。
魔王を討った勇者の家系であるアムスベルグ勇爵家の跡取り娘。虐められているアルを常に助け、アルを叱咤した救世主にして天敵。
僅か十一歳で近衛騎士となり、十四歳で騎士隊長になった天才。次期近衛騎士団長候補。
歴代の勇爵家の中でもひときわ優秀で、初代の再来と言われている。
リンフィア
肩書『有能冒険者』
アルを助けたA級冒険者。
茶色の髪を短めのポニーテールでまとめている。
帽子を被り、少年のような恰好をしている。
南部辺境にある流民の村の出身。
村で起こった問題の解決をアルに依頼し、その見返りにアルに協力する。
形を変える魔剣を持っている
エリク・レークス・アードラー
第二皇子。
青髪眼鏡。
外務大臣を務める皇太子最有力の皇子。
冷徹でリアリスト。
勢力基盤は文官
ゴードン・レークス・アードラー
第三皇子。
赤髪で大柄。
将軍職につく皇子。
武人であり、考え方は単純。
勢力基盤は武官
ザンドラ・レークス・アードラー
第二皇女。
緑髪で美人だがキツイ顔つき。
魔導師で、禁術について研究している。
もっとも残酷な皇族。
勢力基盤は魔導師
本編登場人物よりお借りしました。
割とネタバレありな感じなのでリンクに行くときはきお付けて下さい。
活動報告で書籍版の新キャラ、マリーを公開しました。
(出展:https://ncode.syosetu.com/n2377fh/168)
ということでこちらです!
マリー・ヴィルケ
平民出身の16歳。無口かつ無表情。レオナルト付きのメイド。その有能さからレオナルトの秘書的な役割もこなす才人。レオナルトの評価を下げる一因となるアルノルトをあまりよく思っていない。
(出展:https://sneakerbunko.jp/series/degarashi/)
書籍化とその他の情報
現在書籍化はされておりませんす!
しかしながらスニーカー文庫から書籍化予定との報が出ております!!→9月1日発売決定です!
絵師さんもまだの段階なので一体どんな表紙になるのか今から楽しみですね!→絵師さんは夕薙さんに決定です!
追記:やっとカドカワのスニーカー文庫で発売情報がありました!
最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配するライトノベル「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する」タンバのあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。無能・無気力な最低皇子アルノルト。優秀な双子の弟に全てを持っていかれた出涸らし皇子と、誰からも馬鹿にされていた。しかし、次期皇帝をめぐる争いが激化し危機が迫っ...どうやら9月1日発売の予定です!
イラストは夕薙さんでレジェンドの絵もかいてらっしゃいます!
☟こちらから予約注文できますよ~。
最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する
感想
政治の話は難しくってわからん!と思って読んでもそこまで難しいことという印象はなかったです。
わりとドンパチがメインですのですんなり頭に入ってきました。
帝位争いも面白いですが冒険者シルバーが出る回もとっても面白いので必見です。
追記:ややこしい政権関係も図で一発です!
まとめ
現在は十八章まで出ております。
一章あたり構成がちょうど読みやすいくらい長さになってますので非常に読みやすいと思います。
これからどんどんストーリー展開がエスカレートしていくので非常に楽しみです。
今回紹介した小説「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~」はリンクから読めますのでぜひ読んでください。
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